欧州最大の旧車イベントと言われる「エッセンテクノクラシカ」に行ってきた。
イタリア在住としては10月のパドヴァがある種の定番なのだが、ゲルマン系北方の方々にはパリのレトロモビルかエッセンかというほどメジャーなイベント。
規模感でいうとやはり最大。もちろんかなり以前から販売される車両本体やパーツの価格も「高い」と言われ続けていた。昨今の欧州での旧車の盛り上がりはここでも散々お伝えしてきたが、この2月にパリで行われた「レトロモビル」でも、41億円という恐ろしい値段での取引が成立するなど大盛況だった…。
その意味でもどうしても行きたかったイベントだっただけに、久しぶりに胸高鳴るドイツ訪問となった。
イタリアとは違い、なんとなく整然とした(きっと気のせい)会場に入ると、早速素敵なメルセデスとポルシェがお出迎えしてくれる。かたや、伝説のチャンピオン、ファンジオが母国アルゼンチンで経営していたディーラーの社用車。こなた、サファリで活躍した930シリーズのカレラだ。そう、ここはドイツ。今人気のポルシェ、メルセデス、BMWのホームグラウンドなのだ。
もはや説明の必要もないと思うが、旧車の中で群を抜いて価値を上げているポルシェ911シリーズ。昨年のレトロモビルでも結構ドン引きなプライスタグだったが、ここは地元。いくばくかは安いかと思いきや、そんな淡い期待は全く裏切られる高値安定ぶりを見せつけられた。
そればかりか、他国のクルマもとんでもないことに…。
しばらくこのエッセン・テクノクラシカについてリポートしたい。
今回はこの辺で…。
A prestissimo!!